数年の記憶であろう日記帳を開くことなく捨ててしまえり

嘘つきと思われる日もあるだろう喪うことを恐いといえば

鉄塔のゆく先を知る方法を知ってしまってただ座りこむ

自転車には乗らないけれどもう少し子どもに近づく練習をする

馴染まない響きの題をつけられた本は我が家でしばらく眠る

日本語をゆっくりゆっくり読み進む私の好きな言葉の列を

夏が始まってから買った風鈴は遠慮がちに鳴る午後の窓辺で
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引越しで昔の日記を捨てた。
捨てられなかったものが、捨てられるようになっていく。

失いたくないものは、本当は増やしたくない。

グーグルマップにて。

自転車に乗るのはこんな理由じゃない。

馴染まない題というのは「おぱらばん」のこと。

この本の日本語はとても上品だった。

窓から少し離れているせいか、嵐にならないと風鈴が鳴ってくれない。